前日、たまたま神保町に詳しいという知人におすすめの喫茶店を聞いてすすめされたのが「神田伯剌西爾(かんだぶらじる)」。
勉強会終わりの夕刻、まっしぐらに向かった。
神田伯剌西爾(かんだぶらじる)
神保町駅古本屋街の1画。
地下に広がる空間。
禁煙席は入り口から入って右側、喫煙席は左側と、スペースが真っ二つに分かれているらしい。
禁煙席は満席だそうで、左側の喫煙席に通された。
古い和風のレトロさがおそらく何十年もそのまま保たれてきた空間で、木製の低いカウンター、小さいテーブル、これまたテーブルに改装された囲炉裏や自在鉤が特徴的。
BGMはジャズピアノ。
ケーキセットはカボチャケーキと亜米利加珈琲の組み合わせ。
私はコーヒーの味はほとんど分からないけれど、飲みやすいアメリカンは苦手な酸味も少なく見た目よりはマイルドだ。
カボチャのケーキ、フルーティなムースの層とカボチャペーストの甘い層があいまった、中々凝った作りをしている。
意外と現代的なケーキ。すごくおいしい!
神保町らしいインテリの憩いの場でひとり萎縮
ここは書物読む人か、ペンで執筆する人が多い。PC作業者皆無。
客層は、年齢層性別さまざま。
いえ、私が通された喫煙席は30~40台の男性一人が多い。長居していそう。
今店内でPCを開いて記事を書いているのだが、私以外PCを開いている客はいない。
1人で来店してコーヒーを横に置き静かに本を開いている人ばかりだ。
書き物にペンを走らせている人もいる。
カフェや喫茶店でPCじゃなく、紙にペンで執筆している人を見かけるなんてすごく珍しい事になってしまった。
1人だけデジタル臭を持ち込んでいる(だろう)異質な自分が、いかにも神保町の空気から浮いているようでなんだか肩身が狭い・・。
特に「PCデジタル機器禁止」の張り紙はないけれど、よそ者オーラ満載でわたし野暮かしらん。
そう思いながら隠し気味にキーボードを打っている。