香港島の中心街付近を散策した後、また香港の新旧混在する猥雑な風景を求めて地下鉄で香港島の中環(Central)から九龍地区の旺角(Mong Kok)まで乗った。
旺角からごちゃごちゃした街並みを歩いて南下、夕刻には 佐敦(Jordan)のホテルに戻るつもり。
香港らしいエキゾチックで猥雑な風景を求めるなら、どうやら九龍の佐敦・油麻地・旺角・太子あたりのエリアを散策するのがおすすめなようだ。
女人街
旺角から油麻地方面へ続く小道「通菜街」ではファッションアイテム、手軽なアクセサリーや小物が売られている路上マーケットが所狭しと並ぶ。
それと、路地ぎりぎりまで迫ってくる香港の住宅独特の所狭しと並んだ無数の窓の迫力。
日本と比べたら人口密度が半端ないから、これこそがまた香港らしさの1つともいえるだろう。いいか悪いかはともかく。
私は散策に精いっぱいで取り立てて欲しい物を探す余裕はなかったが、お土産に雑貨を大人買いしたい人は、ゆっくり値段交渉しつつ掘り出し物をゲットしてみるとおもしろいだろう。
油麻地についた。
何やら華やかな装飾。
行事やお祭りがあるのだろうか?それとも普段からこんな感じ?
頻繁にみかける「押」の看板の正体
歩きながらひっきりなしに視線を動かし、「香港らしい」ネオンサインがあったら見逃すまいと注意を走らせていた私。
連日、この不思議な形の「押」の看板をよく見かける事に気づいた。
「押」ってなんだろう?指圧マッサージのチェーン店かしらん?
調べてみると、「押」は広東語で「賭ける」「担保に入れる」の意味がある。
正体は質屋だという。
看板の形には意味があって、上のギザギザ部分は(縁起がいいとされる)蝙蝠、「押」の文字の丸部分はお金を表しているそう。
なるほどね!
今考えてみると日本語の「差し押さえ」という言葉に使われていたりするな。。
意味・ニュアンスとしてはこれと通じているのだろうか。
さて、旺角から油麻地を経て南下してついに佐敦(Jordan)付近に。
これでホテルに戻るのではなくせっかくだからどこかでお茶して行きたいな。
それで本場のマンゴースイーツをいただく事にして、おもむろにスマホで地図検索を始めた。
つづく。