平日金曜日。
定時で上がった後、さるセミナーを受講しに日本橋方面へ。
21時過ぎに解散。
セミナー後は懇親会が予定されていてそれに参加してもよかったのだが、いえむしろ初対面の方々と親睦を深める絶好の機会だったのだが、私は連日の疲れが溜まっていたので帰る事にした。
さて、夕食どうしよう。
家に帰って一から作る元気もなかったので新橋に戻ってから何かしら食べようと思った。
時は花金。
言うまでもなく酒の魔法の恩恵を浴びたサラリーマンでにぎわいは最高潮に達していた。
それでこそ、この街よね。
疲れがあると新しい店を開拓する気力もわかないものだ。
既に何度も行っていて私の中でおいしさの担保ができている名店「らぁめんほりうち」へ向かった。
古典的な中華そばがふいに恋しくて
ここは昔ながらのあの醤油味の中華そばが安価でいただける。
余計なトッピング等がない所に好感が持てる。
早朝だろうと深夜だろうと営業中。新橋のラーメン屋の鏡(?)と呼びたい。
なお、金曜の22時台はいままで見たことがないくらい混んでいて、店の中に行列ができていたのには驚いた。
1件目2件目を終えてシメのラーメンを食べにくる人が多いのだろう。
いつもいただく一番スタンダードで手ごろならぁめん(並)のほか、大好きなメンマをトッピングでいただく事にした。
店内行列で待つ事10分弱くらいか。
カウンター席に通されさらに3分程度で共された。
この、メンマ・申し訳程度のほうれん草・チャーシュー・スープに濡れ始めた海苔。
この古典的さが、ここのラーメンの持ち味だ。
スープは魚介の出しが効いていて、飲み始めると止まらなくなってしまう。
麺は太めで歯ごたえあり。
この日はややスープが気持ちぬるめでほうれん草の冷たさを相殺しきれていなかったものの気にしない事にした。
そういう事もある。
思いのほかトッピングのメンマが多かった(笑)
つめたくて量の多いメンマを少しづつスープに浸して食べていたから、最終的にスープがぬるくなったともいえる。
私は食に関しては1回1回、できる限り失敗したくないという気持ちが働き、あまり目新しい味を試したいと思う事は少ない。
自分が特にそうなだけかもしれないが、味覚って五感の中でも特に保守的な感覚なんじゃないだろうか。
何にせよこれからもここは何度も立ち寄るだろう。
安定の古典的な中華そばなので。