【黄金町／阪東橋】シネマジャック＆ベティ 「欲望の翼」を見た（ネタバレなしのつもり）

年末。

横浜黄金町にあるミニシアター「シネマジャック＆ベティ」に、

私の大好きなウォン・カーウァイ監督映画「欲望の翼」（1990年 香港）をはるばる観に行った。

 

シネマジャック＆ベティ

 

くしくもこの日は最終日前日。

時間が合わず、中々行けなかったが行けてよかった！

 

整理券53番目

ミニシアターだし、大して混んでいないだろうと高をくくっていたら、何やら劇場が混んでいる。

整理券をわたされたのには驚いてしまった。（座れてホッとしたー）

 

ウォン・カーウァイ監督映画との出会いは20年以上前。

思春期にさしかかった子供だった私は深夜のテレビで放送されていた「天使の涙」にたまたま遭遇し、ストーリーはまったく頭に入らなかったものの独特の疾走感、スタイリッシュな音楽と一体となった映像の浮遊感、

そして猥雑な香港の街並み、登場人物の虜になってしまった。

 

 

最近では「2046」などが木村拓哉出演で日本でも話題になっていたっけ。

 

語り始めると収拾がつかないので控える事にするが（笑）

香港の街並み、行きずりの恋の甘さと切なさ、ロマンチストな登場人物たち・・彼の作品にありがちなキーワードをひろってみるとこんなものが思い浮かぶ。

出演の俳優さんたちも大好き！

 

欲望の翼について ネタバレなし

強烈に感情移入してしまった。

刹那的な恋の記憶。

鑑賞を終えて頭のなかに残ったキーワードだけ挙げてみる。

 

愛情の在り処を見つけられないままさ迷う男。

通り魔犯行に遭ったかのように展望のない恋に巻き込まれる女。

焦がれる女。

執着が捨てられずに苦しむ女。（特に感情移入してしまう～～）

報われない立場に甘んじるしかない男。

そして、長年秘めてきた母の愛。

 

人の思い、こんなに強い思いなのにどうして皆一方通行なの～、って感じ。（笑）

だけどとにかく映画館で観てよかった。

 

ちなみに結局大晦日ラスト上映の際にも、再度観に行きました！

ウォン・カーウァイ監督映画は一度見ただけでは伏線や設定に全部は気づけない事がよくあるので、気に入った方は繰り返し観る事をおすすめします。