越後湯沢駅からレンタカーで寺に向かい、親戚ともども合流して般若信経を唱えて法要はつつがなく終了した。
私がスーツケースで喪服を持ってきたもののパールアクセサリーと手持ちバッグを忘れたり、母がパールのイヤリングを落として無くしたりと小さなアクシデントはあったものの、親戚との再会や挨拶も済み無事に目的を果たせてよかった。
↑終了後の食事会のお店。寺から目と鼻の先の「お食事処 薬師」
↑食事の内容。右上の鯛にご注目。
恐ろしく量が多くて大抵の人が早々にギブアップしてしまったが、お店で持ち帰り用の弁当箱を要してくれたので、遠慮なく残りを持ち帰った。
終了後は親の実家(元米農家)に行って1泊したのだが、夕食はこの時の残りのおかずで十分だった。
ところでこの食事会のお膳には、祝い事ではないのになぜか鯛が1匹1人1つずつご丁寧についていた。(食事の量が多すぎて鯛に箸をつけている人を見なかった)
家族の提案で、今回は私たち全員この鯛も持ち帰り、身をほぐして骨から出汁を取ってご飯と炊き、晩ご飯の主食は鯛めしになった。
頭いいね!クックパッドに投稿したいレベルだ。
私も今後何かの機会に鯛が手に入るような事があれば、鯛めしかあら汁にして食べよう。
昔ながらの田園民家
親の実家である昔ながらの日本家屋(リフォーム済み)に1泊させてもらった。
ここに1人で住む70代の伯父は老齢ながらしゃきしゃきとよく働く親切な人だった。
代々農家を営むこの家の長男なのだが、妻に先立たれてからも近くに住む長男一家とたまにやり取りしながら家を小ぎれいに保ち、決して狭くはない庭を手入れして畑ではネギ、ピーマン、ミニトマト、茄子、ニンニクなどを自家用に栽培して暮らしている。
↑自家製ピーマンのおひたしはお約束通りのおいしさ!
伯父は老眼以外、体のどこも悪くないのだそう。
こういう生活をしていると、健康のためにジムに行ったりするという発想は思いもよらないだろう。
それに生活のために軽トラにも乗るしスマホも使いこなす。
そういえば集まった親戚一同、老齢の人も沢山いたはずだが腰が曲がっていたり太り気味の人は1人もいなかった。
新潟の農家の人はみんなすごく良く働くし健康だなぁ。
もちろん生活事情が都会とは全く異なるし、年齢にかかわらず働き者でなければやっていけない相当厳しい環境なのだが、こういう高齢者を自分もできるかぎり目指したいと心から思った自分の部屋の片付けもそこそこな都会OLの私だった。
つづく。